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健康雑学@理論編 Vol.1









 養精鍼灸院
住所:東京都世田谷区用賀2丁目
(詳しい住所はご予約のときにお伝えいたします。)
東急田園都市線
 桜新町駅より徒歩7分
 用賀駅より徒歩12分   
ご予約・お問合せ
お電話:
090−9330−2234  
メール:hari(atyosei333.jp
*(at)を@に変えてお送りください。   
*お急ぎの方はお電話ください。

「鍼灸(はりきゅう)って?

最近、代替医療でよく耳にしますが、具体的にはどういうものなのでしょうか?

鍼や灸を使い、人体の特定部位である、経絡と経穴への物理的、化学的刺激を介して自然治癒力を引き出してゆくものです。病気の治療や予防それに健康増進を目的とする医療のことをいいます。
特徴は、東洋医学的診断法の四診(視診・聞診・問診・切診)によって「証」(病状の把握と治療方針)を決めて施術を行ってゆくことにあります。そこが、近代医学の断片的な病名診断とは違い、自然哲理にのっとった総合的診断、治療といえるところです。しかし、これは今に始まったことではなく、2,000年以上も昔からあるもので、その治療効果に関する科学的な研究はいまなお続けられています。それでもまだ、その全貌は明らかにはされていません。さらに最近では、日本だけではなく、欧米で鍼灸に関する研究が盛んで、医学の一分野として活躍することが期待されているのです。

鍼灸の作用にはどんなものがあるのでしょうか?

作用としては以下のことがあげられています。
1.調整作用:各組織および器官の機能を調整
2.誘導作用:患部より健部へ、健部より患部へと必要に応じて血液を誘導
3.反射作用:内蔵より体表への反射作用
4.造血作用:各血液成分を増加させる
5.防衛作用:免疫物質を増加させる
6.転調作用:鍼灸を継続して行うことにより、体質を変化させる
7・その他:消炎作用、止血作用、強心作用、鎮痛作用など

よく耳にする「経絡(けいらく)」「穴(つぼ)」って何ですか?

経絡(けいらく)とは身体の中に走る電車の路線のようなものです。正系12本、任脈・督脈を含め14本といわれています。
また、穴(つぼ)は正式には経穴(けいけつ)といいます。、これは電車の駅のようなものです。身体の中には361穴またはそれ以上といわれています。さらに、その穴(つぼ)の中にも特急や急行の止まる駅のように特に症状改善に力のある穴があり、実際の治療ではこういった力のある穴を使ってそれぞれの身体にある自然治癒力を最大限に引き上げます。

まさにオーダーメイドの治療なんですよ!

同じ症状なら薬が同じ西洋医学と東洋医学では基本的な考え方が違います。西洋医学では臓器の局所的な病変の分析をして治療を進めますが、東洋医学では全体的総合的にその症状を捉えて、治療を進めてゆくため、まさに個人個人、その日その日で使う穴(つぼ)や方法(鍼だったり、お灸だったり、マッサージや指圧、気功法など)が違います。
たとえば、生理痛ひとつをとっても西洋医学では同じ「痛み止め」を使いますが、東洋医学の場合、生理痛にもさまざまな状態があり、その個人個人で使う穴(つぼ)、鍼を浅く刺したり、深く刺したり、お灸をする場合、しない場合など施術の方法も違ってきます。また、その人の体質、体格、季節、またそのときストレスの有無、感情の変化などにより施術内容が違うのは当然のことです。
そのために、最初に行う四診(望診・問診・聞診・切診)が重要なものとして位置づけられ、この四診から全体的総合的にその方一人ひとりにあった治療がおこなわれるのです。