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中国うるるん研修記@南陽 臨床現場2編









 
 

臨床現場

今回は2班に分かれて、治療院2箇所に密着し研修してきました。
1.附属病院 2.南陽中医院
患者さんの層 肉体労働者・小児 会社員・富裕層
多く見られる疾患 小児麻痺・脳性麻痺
顔面麻痺他
顔面麻痺・不眠
免疫不全他
臨床の先生
宛亮先生(世珍先生の三男)
潘先生(世珍先生の弟子)
その他 美容針灸

治療時間 : 朝8:30〜11:30 午後3:00〜5:30(または6:00)
こちらも同様中西医総合病院の中のひとつの科として存在。目の前はなんと採尿室があり、
隣は推掌科がありました。保険治療をしています。

ここでは、日本の臨床に近い不眠やうつ症などの患者さんも訪れるということでした。

ここでも、わたしたちの容赦にない質問に、通訳さんも着いて来れず、「筆談」をしながら
説明が進みました。

先生の手の空いているときには、実際に鍼を打ってもらいました。宛亮先生の刺激はかなり
強いものでしたが(決して痛くはありません。)、女性の先生ならではの「優しく気持ちの良い
鍼の響き」は日本でも十分に通用するもの。先生曰く「患者さんに負担のかからないような針
の刺激でリラックスできるようにしている」ということでした。

新患さんとの問診にも同席させていただき、舌診や脈診、そして弁証論治までも一緒に検討し
てゆきました。机上の論理ではない実際の患者さんに対する弁証論治ができたこと、翌日も
患者さんが来院されたので、その後の経過観察もできたことはとても勉強になりました。

また、驚いたことは、(欧米でもそうですが)「肩こり」という言葉がないということ。
たまたま、試験勉強で「肩が痛い」という二人の学生さんがいました。が、しかし、「肩こり」の
治療については、局所取穴と抜かん、温熱だけなので、日本の奇経治療や経絡治療のほうが
優れていると思ってしまいました。

さらに、ここでは「美容針灸」をしているということで、男子禁制の部屋に潜入しました。
減肥(痩身)・ニキビ・しみ・しわに絶大な効果がみられるという美容針灸ですが、
やはり基本は「体質改善」です。そのために「弁証論治」はかかせません。

普通の美容とは違い、

「食事制限ナシ」
「サプリメントや美容用品の必要ナシ」
「リバウンドナシ」


抜群の効果がある自信を持ってお奨めできる「美容針灸」だそうです。
美容針灸を受けている患者さんたちは、「身体に負担がなく、心地よい刺激で美しくなれる」
ということで、とても満足してるようです。
痩身では1回に1kg減はあたりまえ、シミの治療の方は職場の方に「最近きれいになったけど、
何したの?」と言われたそうです。(2週間という短期間だったため) ニキビも痕も残らず、きれい
になるそうです。(先生ご本人は自分でニキビの治療をしたそうですが、なめらかな肌でした。)

先生はしきりに「顔は内臓の鏡よね。美は内側から。」のようなことをおっしゃっていました。
ごもっとも!

潘先生を囲んで