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中国うるるん研修記@南陽 トイレ考察編









 
 

「ドアはある?」「きれい?」「水は流れる?」「紙はある?」

だいたいこれがトイレに行った人に確認する言葉でした。

「ドア」があっても天井まであるわけではなく、立ち上がると顔がのぞく高さ。
「きれい」なのは昔の日本のように大きな穴が掘ってあるわけじゃないので、前の人のものが
そのまま残っていることは普通にあり。
「水洗」のようなペダルはあるものの水は流れず。
「紙」はまず「ない」

滞在したホテルにはもちろん洋式のトイレがあります。が、水圧が低いのとトイレットペーパー
が硬いために「トイレがつまる」「トイレが流れない」のは普通に。そのため、「現地のトイレット
ペーパーは便座に流してはいけない」のです。

観光地、レストラン、大学には「ドアのあるトイレ」がありました。が、「きれい」「水が流れる」「紙が
ある」のはラッキーな場合。ドアがあっても鍵が無いのも良くあること。

話題の「ドアのないトイレ」の洗礼を受けたのは大学の付属病院にて。
ドアがあるのは女性用トイレ部屋の入り口のみ。個別トイレには前後の敷居のみでした。
イメージで言うと、日本のスパや温泉旅館の大浴場に個別の敷居がありますよね。そこに
溝があって、それをまたぐといった具合です。想像できますか?

その「女性用トイレの部屋」は窓も大きく開け放たれ、私は幸いほかに人がいなかったので、
とても開放的にトイレを使うことができました。ほかに人がいなければ「まぁ、こういうのも
いいかなぁ」とまで思える自分がいるのにびっくり。

しかし、やはり衛生的にはとてもきれいとは言えません。

また、トイレ部屋が屋外で開放されていれば「臭い」に困ることはほとんどないのですが、
上記の事情を察していただければわかると思いますが、屋内にトイレ部屋がある場合には
においがこもってしまうので、これまた困ったものでした。


南陽の人たちからすればそんなトイレにうるさい人たちが「温泉などの大浴場で裸になるの
が考えられない」そうで、まぁ言われてみれば、しかり。「処変われば」といったとこでしょうか?